Publish:2025.07.17
Category:ニュースリリース
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私たちが生きているこの21世紀、予定調和が成立せず、先行きが見えない、漠然とした不安がいつもある、そんな雰囲気すら流れています。おおぞら高校ではこのVUCA時代を生き抜く”みらいの大人”たちのために、中学校向けの授業として「みらいの描き方講座」と称したキャリア教育プログラムを提供しています。子どもたちにとって「未来を描くこと」が困難な時代に「なりたい大人になるための学校®。」として自分のみらいは自分で決められるのだということを考えられるきっかけになるような授業を展開しています。
2025年6月27日(金)、30日(月)茨城県龍ケ崎市立龍ケ崎中学校さんにお招きいただき、全学年全クラスに向けて出張授業を実施させていただきました。1,2年生には『ジブンを知る・深める』、3年生には『ジブンで決める』をテーマに、みらいノート®_0(KTCみらいノート®の簡易版)を使用して、自分の「好き」やどうなりたいかなどを、個人ワークやグループワークを通して取り組みました。
1,2年生の授業では、まず、自分の「好きなこと」を書いてみることからはじまります。自分の好きなことを文字にしてみることで、自分が何を大切にしているかの自覚につながります。そして、その好きなことをたがいにつなげていく「好きなこと連想マップ」を作成します。個人でのワークを終えた後、3人グループになり、お互いの好きなことに対して、「どうしてそれが好きなのか」「どういう点が好きなのか」など、どんどん深める質問をしていきます。相手の質問を答えることで自分の考えが固まったり、大切なことに気づいたりする経験をします。
3年生の授業では、まず自分にとって素敵だなと思う「すてきな大人リスト」を作るところから始まります。尊敬する人、や格好いいなと思う人など、生徒たちは思い思いの「すてきな大人」を書いてくれています。「お母さん」と書いている生徒もいれば、「校長先生」と書いてくれている生徒も多かったです。
そのあとは『あなたは、今どんな大人になれたら幸せ?』という問いに対し、一生懸命に自分なりのなりたい大人を考え、書いてくれました。そのあとは3人でグループになり、「どうしてそうなりたいのか」について深掘りをしていきます。自分で考えるだけでなく、友だちのなりたい大人を聞いた仲間たちからの質問に答えることで、自分自身の中でも考えを深める機会になるのと同時に、友だち同士でもお互いの大切にしていることやどうなりたいかを聞くことで、相手のことを理解するきっかけになっていました。
最後には、自分のなりたいおとなに近づくためのステップを自分で決めてみらいノートに書いていきます。「いつも笑顔でいる」「挨拶を元気よくする」そんな第一歩が彼らのなりたいおとなに近づく礎となっていきます。
この授業を通して、自分の「好き」を大切にしながら自分のみらいを描いていくことに楽しみや面白さを見出してくれた生徒が多くとても嬉しく思いました。
龍ケ崎市立龍ケ崎中学校の先生方から
「高校への進学に限らず、その先の進路に目を向けられない生徒が多いため、自分自身を見つめ直し考えるきっかけになった。」
「生徒が前向きに未来を考えられるような内容だった。」
「将来について考える上で、自身の興味関心に焦点を当てることができていた。」
など、とても嬉しいコメントをいただいております。
生徒たちの感想コメントより
おおぞら高校のコーチがあなたの学校に伺い、キャリア教育の授業を無料で実施します。詳細については以下をご覧ください。
→みらいの描き方講座(PDF)
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教職員の皆さんはもちろん、中学生に向けて指導をされている皆さんにもご活用いただける内容です。お気軽にお問い合わせください。